ビットコインを活用したデータ可用性レイヤー(DA)を提供するNUBITとは

アイキャッチ画像引用元:
https://x.com/Nubit_org

こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。

 本記事では、ビットコインを活用したシステムを構築するNUBITについて解説をしていきます。

概要や仕組みはもちろん、トークン情報や未来考察もしていくため、今後の活動の参考になれば幸いです。

 NUBITはビットコインを活用しつつ、セキュリティやスケーラビリティ強化にも取り組んでいます。

トークンは未上場ですが、注目度も高いプロジェクトです。少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

NUBIT(未上場)とは


NUBIT公式HP参照

概要

 NUBITはビットコインシステムを活用し、コスト効率の高いDAを構築したプロジェクトです。

PolychainChapitalを主導としたシードラウンドでは総額約1200万ドルの資金調達を完了しています。

その資金をもとに、Ordinalsやレイヤー2、価格オラクルなどのアプリケーションの開発をしています。

また、ZK(ゼロ知識)を活用したセキュリティや、高性能のコンセンサスアルゴリズムによるKZGベースのスケーラビリティを可能としています。

この2つの革新的DAを活用しつつ、ビットコインEcosystemの拡大を目指しています。

プロジェクト

 NUBITの目的は、独自のEcosystemにマルチチェーン要素を取り入れ、AI、SocialFi、GameFiなどのアプリケーションをサポートすることです。

また、10年間に及びセキュリティやスケーラビリティの強化に取り組んできた開発力を強みとしています。

加えて、Ecosystem拡大のため、主要レイヤー2フレームワークをサポートすることにより質の高いDAを可能としています。

仕組み&特徴


NUBIT公式HP参照

NUBITを構築する5つのシステム

①.コンセンサス
 ビットコインのセキュリティを完全に継承することを目指しています。

その手段としてビットコインステーキングとビットコインアンカーリングがあります。

ビットコインステーキングは、経済的セキュリティ対策と流動性確保の役割をしています。

また、バビロンステーキングを活用することにより、ワンタイム署名を可能とし、ユーザーの参入を容易にしています。

ビットコインアンカーリングは、セキュリティ対策と検証の役割をしています。

特徴は、資金の引き出し時間の短縮とネットワーク崩壊時にデータを復元することができることです。

②.DAS(Data Availability Sampling)
 効率性を高めるために、フルストレージノードとライトクライアントでネットワークを拡張する役割をしています。

特徴として、余分なデータを敢えて取り入れることにより、データの損失を防ぎ整合性を高めています。

また、KZGを活用して正確性を高めていますが、コストが上がる課題があります。

対策方法として、ブロックを分散することにより、コスト削減を可能としています。

KZGは受信、検証、確認をする機能を保有し、DASを可能とする大きな役割を担っています。

③.フルストレージノード
 フルストレージノードではすべてのデータを保存し、送信する役割をしています。

保存の面では、データを繰り返し確認し全てのデータを保存しないように効率性を高めています。

また、送信の際には正確なノードを検証し、すべてのデータを取得する役割をしています。

④.ライトクライアント
 フルストレージで得たノードを部分的に要求して、DAに適しているかを確認しています。

通常の家庭用PCでも使用することが可能である特徴があり、ユーザーの参入障壁を低くしています。

⑤.セキュリティモデル
 バビロンステーキングとビットコインステーキングにより、信頼性の高いブロック操作と有効性を可能にしています。

また、ライトクライアントの特徴により、セキュリティモデルの確立を目指しています。

NUBIT DA(Data Availability)

 CosmosSDKを使用して開発され、その上に構築されています。

また、バビロンなどのプロジェクトを活用して、ビットコインステーキングをサポートしています。

2つのデータメカニズムを利用したDASを採用したフレームワークを提供しています。

現在、NUBIT DA Alpha Testnetを開始しており、ライトノードにより素早く開始することが出来ます。

一般PC向けにLinux、Mac、WindowsをサポートすることでPCを持つユーザーが容易に参入できる環境の構築を目指しています。
 

NUBIT Ecosystem

 プロジェクトは誕生したばかりですが、画期的な政策及び多額の資金調達をもとに急速にEcosystemの拡大を続けています。

プロジェクトの目的にもあるように、Ecosystemにマルチチェーン要素を取り入れることで、他のプロジェクトとのアプローチも容易にしています。

公式情報によると、AIやDeFi、Walletなどの17種類にも及ぶ項目を展開しており、100以上のプロジェクトとの連携を発表しています。

これは他のプロジェクトと比較しても注目度の高さを伺うことができるでしょう。

NUBITトークン(未上場)


NUBIT X公式参照

トークン概要

 現時点(2024.7.22)でト

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