こんにちは！弐号です。
Solanaチェーン最大のDEXおよびレンディング「Mango Markets」で証拠金として預けられていた資産が根こそぎハッカーに盗まれてしまったようです。
攻撃者はMangoのガバナンストークンである$MANGOを不正に釣り上げ、それによって発生した大量の含み益を用いて、レンディング資産を根こそぎ盗んでいきました。
これをうけて、Mango Marketsは入金を緊急停止しています。
$MANGO市場は流動性が極めて低く、$5M程度の大量の発注行うことで不正に$MANGOの値段を釣り上げ、それによって発生した含み益を用いて根こそぎ証拠金として預けられていた各種トークンを不正に引き出しました。
Mango Marketsでは、精算が失敗した際の保険金財団として$70Mの予備金を準備しており、ハッカーはその$70Mを除いた分の$SOLや$MSOL、$MANGOを返却する代わりに、何ら法的手段を取らないことを条件として返金を行うというガバナンス投票を行っています。
もしこのガバナンス投票が成功すれば、Mango Marketsの保険財団が枯渇する代わりにユーザの資産は守られることとなりそうです。
Mango Marketsとしてはかなりの痛みを伴う投票となりますので、可決されるかどうかは不透明ですが、うまくソフトランディングできるといいですね。
それにしてもここ数日はハッキング被害が多発しており、かなりDeFi市場は不安定となっております。
今後このガバナンス投票が可決するかどうかを含めて、注目していきたいと思います。
より詳細なレポートは、「Mango Markets」100億円超のハッキング事件の全貌をご覧ください。
