巨額のハッキング事件が起きました!
CashioというDeFiプロトコルがハッキング被害に会い、$52.8M(日本円で約65億円)が流出してしまいました。
CashioはSolanaブロックチェーン上のDeFiプロトコルであり、SaberのUSDT-USDC LPトークンを担保としてCASHというドルペグのステーブルコインを生成できるサービスです。
今回はCashioがハッキングされ、担保として持っていたLPトークンがほぼすべて、またSaber上で流動性マイニングが行われていたCASHとペアになっているコイン(USDTおよびUSDC)についてもほぼすべて抜かれてしまったようです。
抜かれてしまったコインたちはWormholeブリッジを経由してEthereumのメインチェーンにブリッジされているようです。
CashioApp Exploiter: https://etherscan.io/address/0x86766247ba3405c5f15f06b895294200809e9cfb
Cashioの預かり資産は公式サイトの「treasury」タブから見ることができるのですが、発行額$2,000Mに対して、$617kしか担保がありませんね……。
特にUSDT-USDCと書いてある部分はほぼゼロです。
これにより、CASHは実質的に無価値になってしまいました。
Saber上でのCASHペアの流動性マイニングは非常に利率がよく、僕もかなりの額を入れていた時期があったのですが、今回は運良く大きな被害を免れることができました。
もっとも、小額ながらデポジットしていたおカネもありましたので、実は僕も被害にはあっています。。。
このブログを読んでいる方で被害に会われた方もいるのではないでしょうか?
今後バグの修正や補償などがどのようにされていくのかに注目です。
なお詳細なレポートがBybitより公開されていますので、より詳しく知りたい方はリンク先をご参照ください。
それでは!