アイキャッチ画像引用元:Ondo Finance
こんにちは、デフィー参拾肆号です。
ブロックチェーン技術は、暗号資産以外にも実用化が進められており、その中の一つがRWAのトークン化です。
RWAには株式、不動産など資産価値があるものなど多岐にわたり、暗号資産業界や既存の金融業界などから関心を集めています。
RWAを扱うプロジェクトで特に話題を集めたのが、Ondo Financeです。
今回はOndo Financeについて特徴や将来性を解説していきます。
Ondo Financeとは
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト名 | Ondo Finance(オンドファイナンス) |
リリース | 2021年8月 |
TVL | 約1.8億ドル |
ネイティブトークン | ONDO |
対応ブロックチェーン | Ethereum(イーサリアム) Polygon(ポリゴン) Mantle(マントル) Solana(ソラナ) |
対応ウォレット | Phantom(ファントム) CoinbaseWallet(コインベースウォレット) Walletconnect(ウォレットコネクト) TrustWallet(トラストウォレット) Fortmatic(フォートマティック) |
運用手数料 | 0~0.45% |
取扱サービス | 現実資産のトークン化 |
公式サイト | https://ondo.finance |
参考:Ondo Finance
参考:Ondo Finance – DefiLlama
OndoFinanceは、ステーブルコインを使って米国のファンドに投資ができるサービスを展開するDeFi(分散型金融)プロトコルです。
もともとは、2021年8月にNathan Allman氏によってVaultやLaaSなど資金管理ツールサービスを提供するプロダクトとしてリリースされました。
当時市場はDeFiサマーにより多くのプロトコルが流動性サービスを提供していましたが、2022年から弱気相場が継続していく中でDeFiの利回り低下などにより市場の関心は現実世界の資産に移りました。
同時にRWA(Real World Assets:現実資産)のトークン化が注目を集め、これに着目したNathan Allman氏は従来の金融市場と暗号資産市場とのギャップを埋める方法として、2023年1月に現在のOndo Funds(現実資産のトークン化)を含むOndo Financeバージョン2を立ち上げました。
Ondo Financeは従来の金融システムにブロックチェーン技術を組み合わせ、新たな金融インフラを構築し、より効率的にアクセスしやすい市場の構築を目指しています。
2024年2月現在、Ethereumを含む4種類のネットワークに対応し、プロトコル内のTVLは約1.8億ドルあり、DeFiのTVLでは71位に位置する新興のプロダクトです。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
RWA(現実資産)とは
Ondo Financeが取り扱っているRWAについてもう少し解説します。
RWAとは、現実世界の資産を指します。
これらの資産は、通貨や株式、債権などの金融商品、土地や建物の不動産、貴金属やアートなど多岐にわたり、現実世界に存在するものであればどんな資産でもトークン化できます。
大まかに括ればステーブルコインやNFT、ST(セキュリティトークン)もRWAに分類できます。
RWAをトークン化することで主に以下のようなメリットがあります。
- 24時間365日世界中で取引可能
- 仲介無しで直接取引が可能
- 資産の分割保有(小口化)が可能
- 透明性の向上
- 取引コスト削減
- 流動性の向上
従来の金融システムには、資産を効率的に取引するための課題がありましたが、このようにブロックチェーン技術を組み合わせることで、取引プロセスを効率化することができるようになりました。
参考:現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは
TradFi(伝統的金融)とDeFiのいずれとも高い親和性を有し、双方を繋ぐ架け橋になると期待されており、機関投資家や規制当局、企業など様々な方面から注目を集めている分野です。
Ondo Financeの特徴
Ondo Financeには主に2つの特徴があります。
- 3種類のファンドで運用される
- RWAを効率的に運用できるサービスの提供
以下で詳しく解説します。
3種類のファンドで運用される
画像引用元:Ondo Finance
Ondo Financeでは、3種類のファンドをRWAとしてト
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