オプション用語解説(中級編)

cこんにちは、デフィー 弐拾壱号です。

先月オプション取引での用語解説を行いましたが、次は中級編ということで、オプション戦略について解説したいと思います。

 オプション戦略の用語

オプションという商品は権利の売り買いを意味していますが、オプションを利用したトレード戦略は様々なものがあります。

ここではオプショントレードの戦略の用語の意味について解説します。

ストラドル


https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/column/putoption/07.html
ストラドルは同じ限月で、同水準の行使価格のコールオプションとプットオプションを同じ数量購入したり売却したりする戦略です。

満期まで保有した場合のロングストラドルの価値はロングのコールとプットを合わせたものになります。

簡単に言えば上昇した場合のオプションと、下落した場合のオプションを購入した場合、価格が行使価格以上に動けばどっちに動いても利益が出るということです。
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イメージとしては将来のボラティリティに賭けているような方法とも言えるでしょう。

ストラドルはイベント前で大きく動くと考えられた場合に利用される戦略であり、当然ながら市場が大きく動くと考えている場合はオプション料も高くなるため、オプション料が割高か割安かを判断しながらポジションを構築することになります。

もしもオプション料が割高と判断された場合は、ストラドルを売る(コールとプットをどちらも売る)というトレード戦略も一つでしょう。

ストラングル


https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/column/putoption/07.html
ストラングルとは同じ限月で、異なる行使価格のコールオプションとプットオプションを購入したり売却したりすることを意味しています。

こちらもストラグルと同様に価格が大きく動くということに賭けて購入したり、割高だから売ったりする戦略ですが、一つ異なる点は行使価格がアットザマネーではなくコールもプットもアウトオブザマネーの行使価格でポジションを構築するため、ストラグルよりも低いオプション価格でポジションを構築することが可能となります。

デメリットとしてはストラグルよりも大きく値動きが発生する必要があるため、利益までの距離が長いという点が挙げられるでしょう。

コールスプレッド

コールスプレッドは同じ満期における行使価格の低いコールと行使価格の高いコールをロングとショートで組み合わせる戦略です。

ロングコールスプレッドの場合は行使価格の低いコールをロングにしつつ、行使価格の高いコールをショートにする戦略を意味しています。

この戦略はある程度価格が上昇すると見込んでいるものの、大幅な上昇にはならないと判断している場合に用いられることがあります。

例として90円の株価のコールをロングにしつつ、120円のコールをショートにした場合、損益は最大利益が出るのは120円までの値上がり部分しか享受することができません。

120円のコールをショートにしてしまっている以上、それ以上の値上がりはオプションを売ってしまっているため、権利行使されるためです。

この戦略のメリットは行使価格の低いコールを購入した場合に発生するオプション料を行使価格の高いコールを売却した場合に得られるオプション料で相殺できるということです。

丸々支払い部分を相殺することはできないかもしれませんが、コールオプションを安く購入する代わりに、アップサイドのリターンを捨てるという戦略になります。

プットスプレッド

プットスプレッドは同じ満期で行使価格の高いプットオプションと行使価格の低いオ

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