アイキャッチ画像引用元:Branding | Radiant 2.0
こんにちは、デフィー 参拾肆号です。
昨今、レンディングはDeFi市場で一般的なユースケースとして活用されています。
ただし異なるブロックチェーンでレンディングする場合は複数の手続きを行う必要があり、どうしても流動性の分断や偏りが発生します。
Radiantはクロスチェーンでレンディングを提供することでこの課題の解決を目指しています。
今回はRadiantの特徴や将来性について解説していきます。
Radiant Capitalとは
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト名 | Radiant Capital(ラディアントキャピタル) |
リリース | 2022年7月 |
TVL | 約1.2億ドル |
ネイティブトークン | RDNT |
対応ブロックチェーン | Ethereum(イーサリアム) Arbitrum(アービトラム) BNB Smart Chain(ビーエヌビースマートチェーン) |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) Wallet Connect(ウォレットコネクト) Binance Wallet(バイナンスウォレット)など |
取扱サービス | イールドファーミング レンディング |
公式サイト | https://radiant.capital/#/markets |
参考:Radiant
参考:Radiant – DefiLlama
Radiant Capitalは2022年7月にArbitrum上に構築されたレンディングプラットフォームです。
中央集権的な貸し借り市場とは異なり、DeFi(分散型金融)のスマートコントラクトによって自動化されたプロトコルに基づいて運営されています。
これにより手続きが簡単で時間を要さないレンディングサービスは、利便性が高く大きなメリットを持っています。
しかし異なるブロックチェーン間でのレンディングでは、ブリッジなど複数の手続きが必要となり、流動性の分断や偏りが生じることがあります。
こうした課題を解決し、クロスチェーンでのシームレスなレンディングを実現するのがRadiant Capitalです。
リリース当初はArbitrum上にリリースされ、現在ではクロスチェーンレンディングを行うため、LayerZeroと提携してシームレスな取引を可能にしたバージョン2がローンチしています。
主要なサービスとしては暗号資産の貸し借りができるレンディングで、ユーザーはRadiant Capitalを通じて暗号資産の貸し借りを行うことができます。
2024年6月現在、対応しているブロックチェーンはArbitrumを含む3種類に対応しており、TVLは約1.2億ドルとDeFiのTVLランキングでは130位に位置し、1位のLidoのTVLが約360億ドルなので、中堅的なプロダクトです。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
Radiant Capitalの特徴
Radiant Capitalの特徴は主に3つあります。
- LayerZero上のプロトコルである
- 独自トークン「$RDNT」の発行
- レバレッジレンディングができる
以下で詳しく解説します。
LayerZero上のプロトコルである
Radiant Capitalは、LayerZeroと呼ばれる技術基盤の上で構築されており、この優れた技術基盤を活用して、迅速かつ安全なクロスチェーンレ
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