次世代クロスチェーンブリッジプロトコル「deBridge」とは?

アイキャッチ画像引用元:deBridge | Instant Cross-Chain Swaps & Transfers

こんにちは、デフィー参拾肆号です。

マルチチェーン化が加速する現在のDeFi分野において、異なるブロックチェーン間をいかに安全かつ高速に繋ぐかという相互運用性は、ブリッジの最大の焦点となっています。

特にハッキングや資金効率の悪さといった課題に直面していますが、こうした課題を解決する存在として注目を集めているのがdeBridgeです。

今回はdeBridgeの特徴や将来性について解説していきます。

deBridgeとは

項目 詳細
プロジェクト名 deBridge(デブリッジ)
リリース 2022年3月
TVL 約200万ドル(システムのバッファ・手数料用)
ネイティブトークン DBR
対応ブロックチェーン Ethereum(イーサリアム)
BNB Smart Chain(ビーエヌビースマートチェーン)
Arbitrum(アービトラム)
Linea(リネア)
Optimism(オプティミズム)
Polygon(ポリゴン)
Base(ベース)
Tron(トロン)
Avalanche(アバランチ)
Solana(ソラナ)
Hyperliquid(ハイパーリキッド)
HyperEVM(ハイパーイーブイエム)
DATA Network(ダタネットワーク)
Injective(インジェクティブ)
Monad(モナド)
MegaETH(メガイーサ)
Cronos(クロノス)
Robinhood(ロビンフッド)
対応ウォレット MetaMask(メタマスク)
Walletconnect(ウォレットコネクト)
Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
OKXWallet(オーケーエックスウォレット)
Trust Wallet(トラストウォレット)
Rabby Wallet(ラビーウォレット)
Phantom(ファントム)
Solflare(ソルフレア)
Backpack(バックパック)など
取引手数料 0.04%
取扱サービス スワップ
ブリッジ
公式サイト https://app.debridge.com/

参考:deBridge | Instant Cross-Chain Swaps & Transfers
参考:deBridge TVL, Fees & Revenue

deBridgeは2022年5月にローンチされた異なるブロックチェーン間の相互運用を可能にするブリッジプロトコルです。

従来のブリッジプロトコル(Stargateや初期のWormholeなど)は、送信元チェーンのスマートコントラクトに資産を保管してペッグトークンを発行するLock&Mint型や双方のチェーンに巨大な流動性プールを用意する流動性プール型が主流でした。

これら2つの方式に共通する課題として、プロトコル上のスマートコントラクト内に巨額の資産が常に溜め込まれるという構造的な問題が存在しています。

この構造はハッカーにとって巨大な標的となり、過去数年間で数億ドル規模の巨大なブリッジハッキング事件が相次いで発生しました。

参考:Kelp DAOハッキングで揺れるDeFi業界、責任の所在から国家レベルの脅威まで議論噴出
参考:スマートコントラクトの脆弱性とDeFiハッキング事例から学ぶ教訓

またプロジェクト側としてもプール内に多額の流動性を維持し続けなければならず、流動性提供者に対するインセンティブコストが高騰するという資金効率の悪さも抱えていました。

さらに流動性プールや一般的なDEXを介してブリッジ・スワップを行う場合、大口の取引になればなるほどプールの深さに依存してスリッページが発生し、事前の試算よりも手元に残る金額が減ってしまうという課題もありました。

こうした既存インフラの脆弱性と不便さを根本から覆し、安全かつ効率的なクロスチェーン接続を実現するために開発されたのがdeBridgeです。

deBridgeの特徴

deBridgeの特徴は主に2つあります。

  • インテントベースによる0-TVL設計
  • deBridge Bundlesによる一括実行

以下で詳しく解説します。

インテントベースによる0-TVL設計


画像引用元:Introducing deBridge P2P, a global OTC desk for DeFi

deBridgeの最大のイノベーションは、プロトコル上に巨大な流動性プールを一切必要としない0-TVL構造とそれを実現する注文ベースの決済ネットワーク「DLN(deBridge Liquidity Network)」です。

これは従来のブリッジのように資金をプールに保管しておくのではなく、P

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