Defiの実質的な収益から稼ぐことができる「リアルイールド(Real Yield)」とは

こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。

Defi市場ではReal Yieldというトークン発行ではない実質的なプロトコルから生まれた収益をユーザーが享受することが可能な方法があります。

ここではReal Yieldについて知ってもらうためにDefi市場に触れながら説明をしていきたいと思います。

Real Yieldの概要について


引用元:GMX
Real Yield(リアルイールド)とは『実質的な収益』と直訳され、株式の配当と良く似た仕組みと言われています。従来のトークン発行から得られる収益とは対照的に、実質的な収益から利益を得ることが出来ます。

まず、実質的な収益とは何かを解説していきます。Real Yieldは、DeFi(分散型金融)プロトコルにお金を投資し、その投資を行ったことによって収益を上げることが可能で、その収益の一部を受け取ることと定義づけされています。

具体的に説明すると、取引手数料などの実際のプロトコル収益が発生した際に得られる利回りのことを指します。ここでの利回りというものは、プロトコルのネイティブトークン保有者が株式配当のように受け取ることができます。

最近では、このような実質的な収益を還元してくれるようなDeFiプロダクトがTVL(Total Value Locked)を集めておりトレンドの一つとして注目されています。TVLとは、預かり資産と良く言われ、DeFiに預けられた仮想通貨の総額になります。このTVLが大きくなればなるほどDeFiの規模が大きいとされています。

Real Yieldを分かりやすく言い換えると

一言で表すのであれば,、実質的な収益になるものの、より分かりやすいものに言い換えると『本物の利回り』と言ってもいいでしょう。

従来のDeFiは、トークンのインフレを犠牲にしてでも資本を集めるという考えがあり、プロトコルは持続不可能なトークンを無限に排出することによってユーザーに報酬を与えていました。これはいわゆる『偽物の利回り』と例えることができ、最終的にはトークンの価値下落に繋がっていきました。

このように偽物の利回りでは限界があるということで最近は本物の利回り、Real Yieldが話題になっています。

記事の後半の方では、実際にReal Yieldを取り入れているプロダクトを例に具体的に解説していきます。

DeFiの概要

Real Yieldを解説するにあたってDeFiのことは外せないため解説していきます。

DeFi(decentralized finance)は分散型金融と言われ、政府や銀行といった金融仲介機関を無くし、金融サービスの自動化を目的としています。

金融サービスを自動化することによって得られるメリットは、セキュリティの担保、送金速度向上、場所に縛られない取引ができるなどが挙げられます。

ブロックチェーン上で構築されるDeFiですが、その取引所のことをDEX(decentralized exchange)や分散型取引所といいます。中でも代表的なものはUniswap、Sushiswap、Compoundなどがあります。

DeFiで私たちは多くのサービスを利用することが出来ます。例えば、暗号通貨の取引、トークンを貸し出しして利息を得るレンディング、流動性を提供するイールドファーミングがあります。

DeFiの課題

DeFiは2017年頃に誕生して間もないということもあり、現状でも多くの課題を抱えています。頻繁に取り上げられるのは規制や法律の部分で、今後私たちはこれらとどう向き合っていくのか、解決していくのかなどを考える必要があるでしょう。多くの課題がある中で、今回特に解説したいのがDeFiでのYield Farming(イールドファーミング)の課題になります。なぜこの課題を解説するのかというと、Real Yieldの解説をするにあたって非常に重要なものになってくるからです。

イールドファーミングとは、暗号資産をDEXなどのDeFiサービスに預け、流動性を提供する代わりに利息が貰えるという仕組みのことです。例えば、BTC-USDT LPをファームに預けると年利○○%以上で〇〇トークンをファーミングできるといったものが一般的に知られているイールドファーミングに該当します。

しかし、株式投資ではまずあり得ないリターンが発生するイールドファーミングですが、その年利を持続可能できないという課題があります。それは、報酬として独自のトークンを排出しているためトークンのインフレが起きるからです。基本的に報酬トークンというものは常に売り圧力が掛かり、徐々に価格下落と共にリターンも低下していきます。

インセンティブが高い初期段階は、報酬目的のユーザーの影響で大きな買い圧力が生まれますが長く続くことはありません。ユーザーはそのプロダクトの年利が下がれば、今度は別のプロダクトに乗り換えるというループを繰り返していきます。これでは新しいプロダクトが出てきては衰退して、また新しいのが出ての繰り返しになってしまいます。

なぜReal Yieldが誕生したのか

イールドファーミングの年利を持続できないという課題を解決するためにReal Yieldのようなサービスが誕生しました。

高い年利が出るということは非常に魅

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