EVM互換のZk-Rollupを展開するScrollとは?

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https://crypto-times.jp/scroll-layer2/

 本記事ではEVM互換のZk-Rollupを展開するScrollについて解説をしていきます。

Scrollにはどのような仕組みや特徴があるのか、また今後の将来性はあるのかなどをこの記事を通じて理解して頂ければと思います。

 ZK(ゼロ知識)やRollup技術を展開するプロジェクトは多数あります。

Scrollについてのプロジェクト概要はもちろん、トークンや未来考察もしていくため、今後の活動の参考になれば幸いです。

Scrollとは


scroll公式HP参照

概要

 Scrollは2021年に設立され、Zk-Rollup技術を展開するイーサリアムのL2プロジェクトとして始まりました。

本記事執筆時(2024.4)現在もトークンは未上場ながら既にTestnet及びMainnetをローンチしており、正式なMainnetローンチ後に100万ドルを超えるTVLを記録しました。

Mainnetローンチまで約2年と長い期間があったものの、セキュリティ強化のために3つのTestnetを経て100以上のDappsを抱えるスケーリングソリューションとしてスタートしました。またPolychain CapitalやSequoia Chinaなど世界的企業から日本円にして約68億円もの資金調達を完了し、総額も約100億円超を達成しています。

プロジェクト

 Scrollが掲げるプロジェクトの目的として、EVM互換により強固なセキュリティを確保しつつ、イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決に取り組んでいます。

主にトランザクションの高速化、手数料の低コスト化、ブロックチェーンの混雑解消を実現しようとしています。

また、L2の中でも新たな振興プロジェクトとしてZk-Rollup技術を展開し、既存のEcosystemと連携すると共に、更なるEcosystemの拡大と分散型ネットワークの確立を目指しています。

仕組み&特徴


scroll公式HP参照
Zk-EVMとZk-Rollup
 ここではScrollの軸となるEVMとRollup、ZKについて解説をしていきます。

EVM(Ethreum Virtual Machine)
 EVMはイーサリアムブロックチェーン上に構築されたスマートコントラクトを指し、イーサリアム同様にプログラミング言語「Solidity」を活用したシステムです。

Rollup
 イーサリアムのようなL1プロジェクトのセキュリティの一部を確保しつつ、トランザクションの一部をオフチェーンで完結し、L1のスケーラビリティ問題解決に役割を果たしています。

ZK(ゼロ知識)
 通常のブロックチェーンは、取引時にトランザクション(取引証明)が発行され、その履歴を確認することが出来ます。一方、ゼロ知識証明は第三者にトランザクションを見られることなく、取引に不正がないことを証明できることを意味します。

 Scrollは上記3つを軸としたシステムの構築を目指しています。

イーサリアムEcosytemとScrollの関係性

 ScrollはイーサリアムEcosytemの1つです。

Ecosytemの概念として、L1のガバナンスシステムを支えるプロジェクトとして存在しています。

ScrollはイーサリアムのEcosytemでありながら、他のEcosytemと比べ上位級のトランザクションスピードを誇っています。

更にはEVMにZk技術を取り入れたZkEVMと互換性を持ち、イーサリアムと同等の技術提供を目指しています。

他プロジェクトとの比較

 Scrollは分散型ネットワークの確立と中央集権やクロスチェーンブリッジリスクの解消にも取り組んでいます。

その軸となる技術は

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