出荷4.2022年今年のDeFiニュース大賞

こんにちは、デフィー参拾肆号です。

2022年、皆さんの暗号資産ライフはいかがでしたでしょうか。

2022年は単に下落相場というだけでなく、EthereumのマージのアップデートやFTX事件など暗号資産市場の歴史に残るような大きなアップデートや事件が発生した年でもありました。

この記事では、そのようなさまざま注目ニュースをピックアップし、それらの出来事の詳細や、ユーザーとして何が学べ、今後どのように活かせるかなどを解説していきます。

今年発生したDeFi関連の主なニュースの一覧

  • LUNA/Terra/USTデペグ
  • Mango Marketsハッキング
  • USTとFTXの黒い噂
  • 仮想通貨規制当局、アルゴリズム型ステーブルコインを制限検討
  • BNBチェーンのブリッジ ハッキング
  • Curveが独自ステーブルコイン「crvUSD」を発表
  • Aaveが独自ステーブルコイン「GHO」を発表
  • 自民党が「Web3を国家戦略に」をスローガンに
  • 米司法省、バイナンスの刑事告訴を検討
  • 自民党から仮想通貨税制の改正案
  • Ethereum、マージ
  • OPとHOPエアドロ、そして価格が低い

注目ニュース1:USTとFTXの黒い噂

  • USTはAnchorというレンディングプロトコルで年利20%もの非常に高い利率で利殖ができていたため非常に人気が高く、多くのクリプトファンドが運用を行っていた。

  • しかし、USTの崩壊(デペグ)により運用を行っていた多くのクリプトファンドが多大な負債を抱える事態に直面。

  • USTの崩壊はFTXが裏で仕組んでいたという噂がある

  • USTはLUNAという(草)コインを裏付け資産として発行されていたステーブルコイン。

  • USTがデペグを起こした際に取り付け騒ぎが起き、デペグが加速。LUNAの価格も同時に暴落し、裏付け資産として機能しなくなってしまった。

  • 怪しいコインが裏付けとなっているステーブルコインは非常に危険である。どのような担保資産があるのかをきちんと理解した上でステーブルコインを保有することが肝要である。

注目ニュース2:自民党から仮想通貨税制の改正案

  • 法人の保有するトークンについては決算期末で時価評価を行い、含み益に対して課税がされることになっていた。

  • しかし、自社発行のトークンについては、流動性が少ないにもかかわらず価格がついてしまうと、発行体が税金のために売却できないほどの含み益を抱えて税金が払えないと言う問題があった。

  • そこで、自社発行のトークンについては含み益に対する課税を行わないように税制改革が行われようとしている。

  • これにより、実質的に不可能であった国内でのIEOがやりやすくなった。

  • 今後、国内の事業者でもIEOなどにより資金調達がやりやすい環境が整備されることに。

  • ただし、株式の発行と違い、トークンの売却により得られた現金は課税対象であり、30%程度の税金がかかってしまうため、エクイティでの調達と比べるとまだ課題が残る。

注目ニュース3:EthereumのThe Merge

  • EthereumではPoSへの以降を中心としたアップグレードである「The Merge」が行われた。

  • これにより、PoWによるマイニングは終了し、Ethereumネットワークを維持するために必要な電気代がほぼかからなくなった。

  • なお、これによりマイニングに必要であったGPU価格は崩壊し、ゲーマーなどGPUを必要としていたユーザがよりお手頃な価格でGPUを買えるように。一方で、GPUメーカーの利益には大打撃。

  • PoSへの以降により、ETH保持者はステーキングにより年率5%程度のステーキング報酬を得られるようになった。

  • 一方で、マイニングを営利目的で行っていたマイナーは大打撃。

注目ニュース4:相次ぐDeFiプラットフォームのハッキング

  • 月に何件もの頻度でDeFiのハッキングが起こり、DeFiユーザの不信感が増す。

  • 準備金(トレジャリー)をもっていたDeFiでは全額が補填されるケースが多かったが、そうでないプラットフォームではユーザの資産が失われることに。

  • 相場低迷も相まって、2022年のDeFi市場の冷え込みに拍車をかけることに。

  • 利用者も少なく、監査もまともに受けていないようなDeFiが増えており、そうしたDeFiに資産を預けるのは非常にリスクが高い。DeFiを利用する上ではプラットフォームの安全性を慎重に吟味する必要がある。

注目ニュース5:DeFIREのマイナビニュース取材!

  • DeFIREがマイナビニュースに取り上げられました。

  • 今後もいろいろなところで露出を増やしていきますので、応援の程よろしくお願いいたしますm( )m

  • 記事の執筆ペースも増やしていきますので、今後ともDeFIREをよろしくお願いいたします!!!

まとめ

  • DeFiはまだ規制が未整備であり、非常にハイリスクな金融商品(仕組債など)を取り扱っている場所もあります。高い利率に目がくらんで投資をすると、元本が大幅に毀損されてしまう可能性もあります。投資を行う際には十分に金融商品のリスクを理解した上で投資しましょう!
  • また、どうしてもハッキングなどによりユーザの資産が流出してしまう可能性が大きいです。一つのプラットフォームに全財産を入れるのではなく、プラットフォームの安全性をよく吟味した上で、安全にDeFi生活を送りましょう!
  • FTX事件によりCeFiへの不信感が高まっています。今後は透明性の高いDeFiプラットフォームが流行っていくと考えられます。最先端の技術に乗り遅れないように、DeFiの研究を怠らないようにしましょう。
  • 伝統金融における株式投資、債権投資、国債などの手段があるなかで、DeFiは今後「新しい投資手段」として今後ますます注目度が上がっていくと考えられます。きちんとリスクを理解した上で、新しい資産運用の一手法として使いこなせるように日々勉強をしていきましょう。
  • DeFiは一部で「魔界」と呼ばれている通り、罠も多い世界です。DeFIREの記事などを参考にして、なるべく安全に資産運用をできる手法を考えていきましょう。

関連記事