イーサリアムチェーンにトラストレスAIを融合させるORAとは

 アイキャッチ画像引用元:
https://x.com/OraProtocol

こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。

本記事では、イーサリアムチェーンにトラストレスAIを融合させたORA protocolについて解説をしていきます。

仮想通貨においてAI関連のプロジェクトが注目されている傾向にあり、今後も多くのプロジェクトが誕生することが予想されます。

その中でもORA protocolは、AIとオラクル技術を組み合わせることで革新的なサービスを提供することを実現しました。

 独自のトークンは上場しておりませんが、楽しみな要素を秘めたプロジェクトです。この記事を通して少しでも理解して頂けたら幸いです。

ORA protocol(未上場)とは


ORA公式HP参照

概要

 ORA protocolは、OAO(Onchain AI Oracle)を活用した革新的プロジェクトです。

AIオラクルを採用することで複雑なシステムの構築を可能とし、よりトラストレスで強固な技術を提供することを目指しています。

ORA protocolは、PolychainChapitalを始めとする複数のVCから約2000万ドルもの資金調達を完了しています。

他プロジェクトの資金調達額と比較をした場合、ORAの期待値の高さが伺えるでしょう。

また、IMO(Initial Model Offering)を採用し、AIモデルをオンチェーンにおいてトークン化するメカニズムの導入もしています。

OAO及びOMOについては、「仕組み&特徴」の項目で詳細に説明していきたいと思います。

プロジェクト

 はじめにビジョンを紹介します。

ORA Protocolは「World Super Computer」を掲げ、グローバルネットワークに新しい概念をもたらしているプロジェクトです。

L1では既にイーサリアムがWorld Super Computerに取り組んでいます。

ORA Protocolは、L2においてPCの持つパワーとストレージ容量の拡張を目指しています。

それはネットワークの計算やAI機能を拡張する役割を果たしています。

目的としては、DeFi、ZkML、AI×Cryptoに標準を当てて「World Super Computer」と共にEcosystemとしてイーサリアムを完全にサポートすることです。

仕組み&特徴


ORA公式HP 参照

 ここではORA Protocolのシステム構築において、抑えておきたい3つのポイントについて解説をしていきます。

OAO(Onchain AI Oracle)

 システムの検証とAIオラクルの役割を担っています。

 スマートコントラクトにおいて、AIオラクルを基に独自のコントラクトを作成し、AIを活用したオンチェーンを可能としています。

またオラクルノードに様々なAIモデルをオンチェーン上において統合することができます。

導入の目的としては、ブロックチェーンの進化に対応することや、中央集権型思考を改善することです。このシステムにより、Dapps上においても、AIオラクルによって容易に検証を行えます。

IMO(Initial Model Offering)

 IMOは、AIモデルをオンチェーン上においてトークン化する役割を担っています。トークンの主な役割としては3つあります。

①.オープンソースにおいて持続可能な資金調達が可能になる
②.Ecosystem内で持続的にインセンティブの分配を調整できる
③.トークン保有者はオンチェーン上において収益を得ることができる
 上記を活かし、長期的な収益を促進することを目指しています。

またAIによる暗号ピラミッドを構築しています。

基盤はIMO(Initial Model Offering)から始まり、基盤モデルと分散型ネットワークのトークン化に焦点を当てます。

更にIAO(Initial Argent Offering)により、特定のタスクを微調整することを可能としたモデルを導入し、適応性と精度を向上させます。

これにより、AI Dappsが完全性と透明性を保有することができます。

ORA Protocolフレームワーク

 ここではプロジェクトが発明や開発をした3つの技術をご紹介します。

①.ZkML
 Zk(ゼロ知識証明)を活用して、オンチェーン上において有効性を証明する役割をしています。

プライベート性を活かしデータを保護できるため、ブロックチェーンの計算負荷を軽減することが出来ます。そのため、他のフレームワークよりパフォーマンスを向上させることが可能です。

②.opML
 ここでは、学習能力とブロックチェーンに対するアプローチを統合させる役割をしています。

またOptimisticRollupを活用して、分散化の有効性を確保しています。

それをAIで計算し、検証することで透明性や信頼性の向上に努めています。

③.opp/AI
 ORA protocolによって開発されたOptimisticとプライバシーを融合させたAIフレームワークです。

更にZkMLとopMLを統合したハイブリッド型モデルです。役割としては、独自のアルゴリズムにより市場の動きを予測し、自動的に実行をしてくれます。

また、Game分野において、独自の戦略や動作をAIによって決定します。

ORA Protocolトークン(未上場)とは


ORA公式HP参照

トークン概要

 本記事執筆時(2024.7.29)でトークンは未上場であり、確定情報はありません。

上記の「仕組み&特徴」でプロジェクトのシステムについて解説をしました。

プロジェクト目的の1つとして、AIモデルをト

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