Maple Financeとは?特徴から将来性までわかりやすく解説

アイキャッチ画像引用元:Maple Finance

こんにちは、デフィー 参拾肆号です。

暗号資産を大量に保有する大口投資家の運用先としてDeFiの活用が増えています。

ただしDeFiでは数多くの運用方法がある一方でハッキングなどのリスクもあり、高い専門知識や管理体制が求められます。

このギャップを解決し大口投資家向けのサービスを展開しているのがMaple Financeです。

今回はMaple Financeの特徴や将来性について解説していきます。

Maple Financeとは


画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard

項目 詳細
プロジェクト名 Maple Finance(メープルファイナンス)
リリース 2021年5月
TVL 約25億ドル
ネイティブトークン SYRUP
対応ブロックチェーン Ethereum(イーサリアム)
Solana(ソラナ)
対応ウォレット MetaMask(メタマスク)
CoinbaseWallet(コインベースウォレット)
Walletconnect(ウォレットコネクト)
Binance Wallet(バイナンスウォレット)
OKX Wallet(オーケーエックスウォレット)
Browser Wallet(ブラウザーウォレット)
Ledger(レジャー)
phantom(ファントム)
Exodus(エクソダス)など
取引手数料 なし(ネットワーク手数料はかかります)
取扱サービス ステーキング
レンディング
自動投資
公式サイト https://maple.finance/

参考:Maple Finance
参考:Maple Finance – DefiLlama

Maple Financeは2021年5月にEthereum上でリリースされたレンディングプラットフォームで、中央集権的な貸し借り市場とは異なり、スマートコントラクトによって自動化されたプロトコルに基づいて運営されています。

また同プロトコルは単なるレンディングプラットフォームではなく、機関投資家とLP(流動性プロパイダー)を仲介し、信用供与の仕組みや徹底した資産管理を組み合わせた仕組みを導入しています。

設立の背景には機関投資家の暗号資産市場の参入が大きく関わっています。

伝統的な金融市場において投資家が外部の専門家に資産運用を委ねるのは、独自で運用するよりも煩雑さや運用リスクを低減できるため当たり前の選択肢です。

これは暗号資産の分野にも当てはまり、大量の暗号資産を運用する場合、単純に運用するだけでは機会損失や運用上の脆弱性といった課題が生じるため、安全かつ効率的に実行するには高度な技術や知見、そして堅牢な運用体制が不可欠です。

こうした背景から、TradFi(伝統型金融)で培われた運用ノウハウとブロックチェーン技術を組み合わせた機関向けで体系的な暗号資産運用サービスへの需要が強まっています。

信頼性の高い運用者やインフラが不足している現在こそ、包括的なサービスを備えた総合ソリューションの提供が必要不可欠であり、これらの課題を解決すべくMaple Financeが設立されました。

2025年10月現在ではプロダクト内のTVLは約25億ドルあり、DeFiのTVLでは23位に位置し、1位のAaveのTVLが約440億ドルなので、中堅的なプロダクトです。

画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard

Maple Financeの特徴

Maple Financeの特徴は主に以下の2つです。

  • 仮想通貨の貸し借りができるレンディングプラットフォーム
  • 機関投資家向けのサービス提供

以下で詳しく解説します。

仮想通貨の貸し借りができるレンディングプラットフォーム

先ほど紹介した通り、Maple Financeは暗号資産の貸し借りができるレンディングプラットフォームとして人気を集めています。

例えると銀行の法人貸付のようなもので、個人もしくは機関が預金することで預金利息を得ることができ、機関(借り手)は信用を担保してローン(資金)を借りることができます。

Maple Financeではこれらの貸し借りをスマートコントラクトにより人の手を介さず自動で処理されるため、中央管理者が存在しません。(厳密に言えば借り手の信用評価は運営が取り持ちます)

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