アイキャッチ画像引用元:
https://twitter.com/berachain
こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。
本記事では、コンセンサスメカニズムPOL(Proof of Liquidity)を持つBerachainについて解説をしていきます。
Berachainにはどのような仕組みや特徴があるのか、本記事を通じて少しでも理解して頂けたら嬉しいです。
Berachainは他のプロジェクトと比べどのような特徴を持ち、どの点において優れているのかなど、主に概要やプロジェクト、仕組みや特徴を解説していきます。
目次
Berachain(BERA)とは
概要
BerachainはEVMとの互換性を持つL1(ガバナンストークン)であり、EVMと完全に互換性を持たないことからイーサリアムが持つコンセンサスアルゴリズムPoS(Proof of Stake)ではなく、独自のコンセンサスメカニズムであるPoL(Proof of Liquidity)を採用し、Cosmos SDK上に展開をしているプロジェクトです。
PoLの詳細は仕組み&特徴のところで触れていきたいと思います。
またBerachainは、EVMとの互換性があることで「Solidity」言語を採用しており、プロジェクトの展開としてはDeFi(分散型金融)を中心として流動性の提供をしています。
プロジェクト
はじめにBerachainは、Polychain Capital主導のもとプライベートラウンドで約56億円の資金調達を完了しています。このことから期待値が高いプロジェクトと言えるでしょう。
プロジェクトの目的としては、Cosmos SDK上に展開しオラクル技術を取り入れつつも、EVMとの互換性を持つことから、イーサリアムチェーン上のL1やL2との相互運用を可能にしているという特徴があります。
仕組み&特徴
コンセンサスメカニズムPoLとは
PoL(Proof of Liquidity)の大きな特徴としてPoSが抱える問題点に改善を加えた、PoSの改良版と言える仕組みとなっています。
ここではPoSと比較をしながら簡単に説明をしていきたいと思います。
PoSのデメリット
・セキュリティ面の向上に比重を向けると流動性が低下すること。
・ステーキングによって得られる報酬が同じトークンのため中央集権的な傾向がある。
・プロジェクトによってはエコシステムによりセキュリティ面が強化されているが、PoS自体にはそのような特徴はない。
上記問題に対し改善を加え採用しているメカニズムがPoLになり、PoSの上に位置している形となります。
PoSの問題に対するPoLの改善点
・Berachainに流動性を提供する事でガバナンストークン(BGT)を得ることができ、BGTを ステーキングすることにより更なる報酬を得る。
・BGTを得るにはBerachainに対し流動性を提供することのみでしか得られないため、セキュリティ面の向上に繋がる。
・BerachainのステーキングはLPステーキングをメインとしているため、中央集権化しにくいメカニズムになっている。
上記のようにPoSと比較すると、問題点に対し改善を加えたメカニズムになっていることが分かるでしょう。
PorarisEVM&CometBFTとは
PorarisEVMとは、Berachain上にスマートコントラクトの実行環境を提供するEVMのことです。特徴として、スマートコントラクトを作成する際にプリコンパイルと呼ばれる技術を取り入れ、ガス代を事前に決定している仕組みになります。
CometBFTはBerachainの動力としての役割を担っており、セキュリティ面において外部から妨害されたとしても、マシンの3分の1未満であれば稼働し続ける事が出来る性能を持っています。
CometBFTはブロックチェーンとアプリケーション双方の技術で構成されたコンセンサスエンジンとなっています。
BerachainEcosystem
BerachainはDeFiを中心としたプロジェクトですが、独自の経済圏を拡大させる要素であるEcosystemがすでに100プロジェクト以上存在しています。
特にDapps(分散型アプリケーション)に力を入れており、上記の画像でもあるように「熊」をモチーフとしたNFTが有名な事でも知られています。
他にも多数のDEXを展開していますが、その中で最も特徴的なのがC
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