ハードウェアウォレットの必要性

こんにちは。弐号です。

多くのチェーンではウォレットはGoogle Chrome拡張の形で提供されています。

例えばEVM互換チェーン (Ethereumメインチェーン、Polygon、BSC、Avalanche等) ではMetaMaskを利用するのが一般的です。

こうしたブラウザウォレットでは、トークンを送る権限を管理する「秘密鍵」をブラウザ内に記憶させることができます。

しかし、ブラウザ内に秘密鍵を記憶させる方法だとパソコンがウィルス(マルウェア)に感染するなどした際に秘密鍵が盗まれてしまい、それによってトークンが全部盗まれてしまう可能性があります。

扱っている金額が少額であればいいのですが、資産の大半をDeFiで運用している方はこのようにブラウザに記憶させる方法では非常に危険です。

これを防ぐためには「ハードウェアウォレット」と呼ばれる秘密鍵を保管するための特別なハードウェアを購入し、そのハードウェアに秘密鍵を保管することが推奨されます。

そこでこの記事では有名所のハードウェアウォレットを二つ紹介したいと思います。

主要ハードウェアウォレット

Trezor

Trezor Model T

Trezorはかなり初期から存在するハードウェアウォレットであり、ビットコインやEVM互換チェーンなど多数のチェーンに対応しています。

執筆時点 (2022年6月) では旧バージョンの「Trezor Model One」と新モデルの「Trezor Model T」の二種類がラインナップされています。

旧モデルのModel OneはModel Tと比べて対応している通貨が少なかったり、液晶がタッチスクリーンではないなどの欠点がありますが、価格が安い (執筆時点で69ユーロ) のでお買い求めやすいというのが利点となります。

あまりマイナーなチェーンを使わないのであればModel Oneで十分でしょう。

一方Model Tは対応チェーンがModel Oneよりも多く、タッチスクリーンに対応しているため使い勝手がいいという特徴があります。

ただ、お値段が執筆時点で249ユーロとかなり高額なのが欠点です。

安全性についてはどちらを選んでも変わらないはずですので、ご予算と相談してどちらのモデルがいいか決めていただければと思います。

ちなみに弐号はModel Tが登場する前から利用していますのでModel Oneを利用していますが、Model Tも使っていませんが所有しています。

Ledger

Ledger Nano X

Ledgerはデバイス内に各チェーンごとに作成されたアプリをインストールすることで、チェーンの作成者が対応さえすれば任意のチェーンが利用できるのが特徴のハードウェアウォレットです。

カスタマイズができないTrezorと比べて対応しているチェーンは非常に豊富であり、マイナーなチェーンも利用する場合にはこちらが選択肢になるでしょう。

ラインナップとしては執筆時点でLedger Nano S Plus (11,549円) とLedger Nano X (23,937円) がありますが、大きな違いは後者がBluetooth通信に対応しており、スマホなどと連携して利用できるところです。

Ledger Nano S Plusは旧モデルのLedger Nano Sのストレージ容量を増量した最新モデルとなっており、多少デザインも新しくなっています。

お値段が倍くらい違いますので、スマホ連携をするかどうかでどちらを購入するか選んでもらえればと思います。

弐号は旧モデルのLedger Nano Sを利用していましたが、ストレージ容量が少なくいろいろなチェーンを試すことができなかったため、ストレージ容量の大きなLedger Nano Xを現在利用中です。

ただ、せっかくついているBluetooth機能は使っていないため、今購入するとしたらLedger Nano S Plusにするかもしれません。

注意点

入手経路

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