こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。
Webソーシャルメディアが注目を浴び、認知度も向上してきたことを日々感じるようになりました。そこで今回は、Webソーシャルメディアの1つであるLens Protocolについてまとめていきます。本記事を読むことで、Lens Protocolの概要から仕組み、既存SNSの課題まで理解することが出来るでしょう。
目次
Lens Protocolとは
Lens Protocolの概要
Lens Protocolは2022年にDeFiの大手レンディングプラットフォームであるAaveによって発表されたプロジェクトになります。Polygonブロックチェーン上で構築され、既存SNSの機能にもあるような投稿、共有、保存などが出来るようなプロトコルです。Lens Protocolを直接使うという考えよりかは、開発者がLens Protocolを活用してアプリケーションを作成するという考えの方が正しいでしょう。
既存SNSと大きく違う点があり、プロフィール用のNFTを保有しなければ利用できないという条件がLens Protocolにはあります。プロフィール用NFTはユーザーのウォレットに紐づけされ、NFTマーケットプレイスで売買することも可能です。
Lens Protocolは中央集権的SNSではなく、ユーザー1人1人が管理を行うことから「分散型SNS」と呼ばれることもあります。また、ブロックチェーンやNFTを活用することで、どのユーザーが利用しているのかの証明や、改ざんできない記録としてデータを残していけるというメリットがあります。
プロジェクトの目的
1番の目的は、既存SNSの課題解決をすることです。後ほど詳しく解説しますが、既存SNSの場合中央集権的力が働き、アカウントが勝手に停止をされてしまったり、SNSの一部機能が制限されてしまったりという問題があります。
これらの課題をLens Protocolは解決し、ユーザーが中央集権的権力に左右されることなく自由にSNSを利用できる世界を作りたいというものがあります。
また、収益化の方法や管理をユーザー自身で決めることができるようになるなどといった、自分が思い描くSNSを構築できる環境を提供することもLens Protocolの目的の1つでしょう。
LensProtocolの仕組み
既存SNSの課題
先ほど少し既存SNSの課題に対して触れましたが、ここでもう少し深掘りしていきます。X(旧Twitter)やInstagramのような既存SNSというものは、アカウントや投稿などの情報を会社側で管理しています。言い換えれば、会社側でユーザーのアカウントを自由自在に制御できるというわけです。
仮に、SNSで生計を立てているユーザーがいきなり中央集権的アクションによって、アカウントが停止になってしまった場合、生活できなくなってしまうことも考えられるでしょう。
しかし、Lens Protocolでは、NFTとアカウントが紐付いておりユーザー自身でアカウントを管理することが出来るようになります。これが実現したことにより、上記で解説した既存SNSの課題を解決し、ユーザーは自由にSNSを利用することができます。
Lens Protocolの特徴
大きく分けて3つあります。
1つ目は、Lens Protocolの仕組みや機能を活用して、アプリケーションを構築することが出来る点です。記事の冒頭で記載しましたが、Lens Protocol自体がSNSのようなものではなく、Lens Protocolの仕組みや機能を利用して構築されたSNSがいくつもあるということです。このことから、Lens Protocolは分散型SNSの基盤になり得るというわけです。
2つ目は、NFTを活用したプロフィール・アカウントを構築出来る点です。Lens Protocolを利用するためには
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