アイキャッチ画像引用元:NAVI
2023年5月にローンチされたSuiブロックチェーンは、現在ではネットワーク別TVLでトップ10に入るほど驚異的な躍進を遂げています。
中でもNAVI Protocolというプロトコルは、レンディングやリキッドステーキングなどのサービスを提供し、Sui上で最も多いTVLを誇るDeFiです。
今回はNAVI Protocolの特徴や将来性について解説していきます。
NAVI Protocolとは
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト名 | NAVI Protocol(ナビプロトコル) |
リリース | 2023年8月 |
TVL | 約3.4億ドル |
ネイティブトークン | NAVX |
対応ブロックチェーン | Sui(スイ) |
対応ウォレット | Sui Wallet(スイウォレット) OKX Wallet(オーケーエックスウォレット) Suiet(ソルフレア) Backpack(バックパック) |
取引手数料 | 0~0.06% |
取扱サービス | スワップ ファーミング レンディング リキッドステーキング |
公式サイト | https://naviprotocol.io |
参考:NAVI
参考:NAVI Protocol – DefiLlama
NAVI Protocolは、Suiブロックチェーン上で展開しているDeFi(分散型金融)プロトコルです。
もともと2023年8月にレンディングプロダクトとしてリリースされ、2023年12月にLSD(リキッドステーキングデリバティブ)を提供するVoloを統合し、2024年11月にはDEXアグリゲーターサービスの提供を開始しました。
ユーザーはSuiネットワーク上のレンディングとLSDを利用することで高利回りの運用により、収益を最大化でき、DEXアグリゲーターにより効率的な取引ができる魅力的なDeFiです。
これにより多くのユーザーから支持を集め、Sui上で最も活発に取引され、多くのTVLを誇るプロトコルとして注目を集めています。
2024年11月現在ではプロトコル内のTVLは約5.2億ドルあり、DeFiのTVLでは61位に位置し、1位のLidoのTVLが約310億ドルなので、中堅クラスのプロダクトと言えます。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
NAVI Protocolの特徴
NAVI Protocolの特徴は主に3つあります。
- Suiブロックチェーン上のDeFiプロトコル
- 暗号資産の貸し借りができるレンディングプラットフォーム
- $SUIのリキッドステーキングに対応
- DEXアグリゲーターサービスの展開
以下で詳しく解説します。
Sui上のDeFiプロトコルである
Suiブロックチェーンは、高速かつ拡張可能なオープンソースプロジェクトとして知られています。
Move言語というスマートコントラクトのプログラミング言語で作られており、安全性や拡張性の観点からEthereumなどで使用されているSolidity言語より評価されています。
これにより、開発者は柔軟なアプリケーションを構築し、ユーザーは安全かつ効果的にDeFiサービスを利用することができます。
またコンセンサスアルゴリズムに「Narwhal」と「Bullshark」という2つのプロトコルを組み合わせたDAG基盤(1つのブロックに複数のブロックが繋がった構造)のBFT(ビザンチン耐性がある)プロトコルを採用することで、トランザクションの並列処理を可能にしています。
その処理能力は1秒あたりのトランザクション数で最大12万TPSを計測しており、高速処理で人気なSolana(ソラナの処理能力:5万TPS)の倍以上の速さであることがわかります。
NAVI Protocolは、この優れた基盤の上で稼働しており、安全かつ効率的に取引や資産運用が可能です。
暗号資産の貸し借りができるレンディングプラットフォーム
先ほど紹介した通り、NAVI Protocolは暗号資産の貸し借りができるレンディングプラットフォームとしてサービスを開始しました。
例えると銀行のようなもので、預金することで預金利息を得ることができ、担保による信用により資金を借りることができます。
NAVI Protocolではこれらの貸し借りをスマートコントラクトにより人の手を介さず自動で処理されるため、中央管理者が存在しません。
銀行のように人が介在しない分、貸借契約に関する手数料は発生せず、手続きも簡単で時間もかからないのは大きなメリットと言えます。
貸し借りに関する利率も$USDCであれば貸
ここから先は、会員限定のコンテンツになります。残り全てを見るには、サロン入会案内ページから会員登録をよろしくおねがいします。