Binance staked ETHとは?特徴や将来性、注意点を解説

アイキャッチ画像引用元:Binance Introduces Wrapped Beacon ETH (WBETH) on ETH Staking | Binance Support

こんにちは、デフィー 参拾肆号です。

2021年以降、リキッドステーキング分野はTVLを拡大しており、一般的なユースケースとして多くのユーザーに利用されつつあります。

中でもBinanceが運用元となるBinance staked ETHはリキッドステーキングプロトコルの一角を担っています。

今回はBinance staked ETHの特徴や将来性、注意点についてわかりやすく解説していきます。

Binance staked ETHとは


画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard

項目 詳細
プロジェクト名 Binance staked ETH
リリース 2020年12月
TVL 約150億ドル
ネイティブトークン なし
対応ブロックチェーン Ethereum(イーサリアム)
BNB Smart Chain(ビーエヌビースマートチェーン)
対応ウォレット なし(グローバル版Binanceアカウントは必要)
運用手数料 なし
取扱サービス リキッドステーキング
公式サイト https://www.binance.com/en/earn/ethereum-staking

参考:Binance Introduces Wrapped Beacon ETH (WBETH) on ETH Staking | Binance Support
参考:Binance staked ETH – DefiLlama

Binance staked ETHは、大手暗号資産取引所のBinanceが提供する$ETHのリキッドステーキングサービスです。

$ETHをステーキングすることで、1:1でペッグされたLST(リキッドステーキングトークン)である$WBETHが付与されます。

LSD(リキッドステーキングデリバティブ)として、ユーザーが保有するETHをステーキングして報酬を得つつ、流動性が維持されるためさらにDeFi(分散型金融)での運用が可能です。

また取引所に直接資金を預け入れる形となるので、ステーキングにおける全プロセスを管理してくれるため、ユーザー側は比較的容易にステーキングへ参加することができます。

2025年10月現在ではプロダクト内のTVLは約150億ドルあり、DeFiのTVLでは4位に位置し、1位のAaveのTVLが約430億ドルなので、比較的利用されているプロダクトです。

画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard

Binance staked ETHの特徴

Binance Staked ETHの特徴は主に2つあります。

  • $ETHのリキッドステーキングができる
  • Binanceが運用している

以下で詳しく解説します。

$ETHのリキッドステーキングができる

Binance Staked ETHは、$ETHを活用したリキッドステーキングサービスで、Binanceプラットフォームから容易に参加できることで多くのユーザーから人気を集めています。

リキッドステーキングという革新的な仕組みは、ユーザーが資産をステーキングしながらもその資産を流動的に扱えることにより、DeFiでの利用や取引所でのスワップなどが可能になります。

このプロセスを通じて、通常のステーキングではロックされる資産を自由に他のプロジェクトで運用でき、Binance Staked ETHでは、$ETHをステーキングすることにより、LSTである$WBETHが付与されます。

$WBETHは、ステーキングした$ETHの価値を反映しつつも、ユーザーが資産を1:

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