アイキャッチ画像引用元:
https://www.zestprotocol.com/
こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。
本記事ではビットコインに特化したレンディングサービスを提供するZest Protocolについて解説をしていきます。
既に同レンディングサービスを提供するプロジェクトはいくつか存在しますが、ここではZest Protocolが持つ概要や特徴をご紹介します。
L2プロジェクトとして、StacksやsBTCなどのトークンやプロジェクトにも関わりを持ちます。
また、レンディング以外のサービスも提供しており、ユーザーが報酬を得やすい特徴を持ちます。
記事の後半には未来の考察もしていくため、少しでも興味を持って頂けたらと嬉しいです。
目次
Zest Protocol(未上場)とは
概要
ビットコイン及びビットコインL2に対しレンディングサービスを提供します。
プロジェクトはBinanceLabsや韓国系VCなどから約350万ドル(約5.4億円)の資金調達を完了しています。
トークンは未上場ながら、独自のプラットフォームは既に稼働しています。
ビットコインやsBTCはもちろん、STXやstSTX、ステーブルコインのUSDCを運用することでユーザーは報酬を得ることが出来ます。
公式アナウンスによると、2024年中にSTX上のsBTCを搭載したBTC利回りサービスの提供を目指していると発表しています。
プロジェクト
Zest Protocolは、レンディングや借入サービスを通してビットコインの生産性や流動性を高めることを目的としたプロジェクトです。
レンディングや貸付は、CeFi(中央集権)の場においてサービスを提供すると多くのリスクがつきまといます。
それを解決するため、L2上にビットコインブロックチェーンに保護されたプラットフォームの提供を目指すプロジェクトとして誕生しました。
仕組み&特徴
Zest Protocol Borrow(概要)
ここではZest Protocolが提供するプラットフォームを解説します。
現時点ではビットコイン及びStacks(STX)の2つのブロックチェーン上で稼働しています。
このプラットフォームはAava V3を基に構築されていますが、2024年末のハードフォークによりSTX L2との統合を予定しています。
それにより、Stacksレンディングサービスを新たに提供することが可能になります。
Stacks Marcketのサービス
①.資産を預けることによる利回りを受ける事が出来る
②.資産を借りる事が出来る
③.取引ポジションに対する精算コール
現時点では、上記3つのサービスが提供される予定です。
Zest Protocol Borrow(構成)
このサービスは、6つの構成とそれに伴う4つの機能で構築されています。
構成
①.Maths
利息と利回りに関連する計算を行っている
②.Mocks
LP機能、オラクル、プロトコル関連データを取得するための読み取り専用機能
③.Pool
資金保持をするためのコントラクト機能
④.Token
暗号をトークン化する機能
⑤.Traits
プロトコルで使用される特性を保有
⑥.Vaults
予約、構成、管理を担っている
機能
①.予約と構成
・貸付運用の管理、設計及び金利調整機能
・貸付と借入操作に必要なバランス状態を維持
・資産移動の促進、システム内の資産流通管理
※上記に伴う資産運用の保存、管理機能も兼ね備えています。
②.プールロジック
・借入、供給、引き出し、返済機能を保有し、処理します
※上記以外にも、清算コール、ローン、金利、担保を行うことも可能です。
③.トークン化
・現在提供されているテストネット中にプロトコルに関連付けられたトークンは、上記の「Mocks」で確認をすることができます。
メインネットに関しては、現在供給可能なLPトークン情報がMocksに組み込まれています。
※独自トークンは発行されていませんが、トークン情報をいつでも確認することが出来ます。
④.システムの演算サポート
・借入や貸付の計算や、手数料の計算をサポートしています。
特に貸付プラットフォーム内では、手数料割合や小数点を細かく計算した精密な計算方法を用いた質の高いシステムとなっています。
Zest Protocol Earn
こちらは現時点で、ユーザーに対しプラットフォームを提供する段階までは到達していません。
しかし、公式アナウンスでは近日発表とあり、BTCを活用することでBTCを得る事が出来る画期的なシステムを目指すとしています。
Zest Protocolトークン(未上場)とは
トークン概要
現時点で、独自のトークンは上
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