Frax Financeとは?特徴や将来性についてわかりやすく解説

アイキャッチ画像引用元:Frax Finance Series Part 1: Basics of FRAX Mechanism (Intro) | by Lano Technology | LanoTechnology | Medium

こんにちは、デフィー参拾肆号です。

ボラティリティが大きい暗号資産市場においてステーブルコインは資産の避難先としてリスクヘッジに活用されるなど重要な役割を果たしていますが、アルゴリズム型ステーブルコインであるUSTのデペグ事件で担保となる裏付け方法は特に注目されました。

そこで部分担保型の裏付け方法を導入したFrax Financeは今後ステーブルコインの行く末を担うとして話題となっています。

今回はFrax Financeについて特徴や将来性を解説していきます。

Frax Financeとは

項目 詳細
プロジェクト名 Frax Finance(フラックスファイナンス)
リリース 2020年12月
TVL 約8.8億ドル
ネイティブトークン FXS
対応ブロックチェーン Ethereum(イーサリアム)
Polygon(ポリゴン)
Arbitrum(アービトラム)
Avalanche(アバランチ)
Fantom(ファントム)
Moonbeam(ムーンビーム)
BNB Smart Chain(ビーエヌビースマートチェーン)
Dogechain(ドージチェーン)
対応ウォレット MetaMask(メタマスク)
CoinbaseWallet(コインベースウォレット)
Walletconnect(ウォレットコネクト)
Ledger(レジャー)
Rainbow Wallet(レインボーウォレット)
Trust Wallet(トラストウォレット)
Argent(エージェント)
im Token(アイムトークン)
Bitski(ビットスキー)
OKX Wallet (オーケーエックスウォレット)
Omni(オムニ)
Phantom(ファントム)
Rabby(ラビー)
Taho(タホ)
XDEFI Wallet(エックスディーファイウォレット)
Zerion(ゼリオン)など
取引手数料 0.01%〜1%
取扱サービス スワップ
イールドファーミング
ステーキング
レンディング
リキッドステーキング
公式サイト https://frax.finance/

参考:Frax Finance
参考:Frax Finance – DefiLlama

Frax Financeは、ステーブルコインの発行などを行っているプロジェクトです。

ボラティリティが大きい暗号資産市場においてステーブルコインは資産の避難先としてリスクヘッジに活用されるなど重要な役割を果たしており、その人気は着実に高まっています。

最近では、アルゴリズム型ステーブルコインであるUSTのデペグ事件があり、担保となる裏付け方法が特に注目されました。

参考:【金融事故速報】ドル連動のステーブルコイン「UST」が崩壊し、一時0.21ドルまで下落

このような背景から、部分担保型の裏付け方法を導入したFrax Financeが注目を浴びています。

対応ブロックチェーンはEthereumを含む8種類に対応して多くのウォレットもサポートしており、TVLは約8.8億ドルとDeFiのTVLランキングでは17位に位置し、比較的利用されているプロダクトです。

またエコシステム自体も拡大中で、ステーブルコインの発行以外にも一般的なユースケースとして利用されるイールドファーミングやレンディング、リキッドステーキングなどのサービスを展開しているところも魅力的なプロトコルです。


画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard

Frax Financeの特徴

Frax Financeの特徴は主に3つあります。

  • 部分担保型ステーブルコイン「$FRAX」の発行
  • AMOを導入している
  • ガバナンストークン「$FXS」の発行

以下で詳しく解説します。

部分担保型ステーブルコイン「$FRAX」の発行

Frax Finance最大の特徴は部分担保型ステーブルコイン「$FRAX」を発行していることです。

ステーブルコインの裏付け方法の種類には法定通貨担保型、暗号資産担保型、アルゴリズム型の3種類に大別されますが、$FRAXは

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