EVMを基盤としたレイヤー1プロジェクトShardeumとは?

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https://x.com/shardeum

こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。

本記事ではEVMを基盤とし、シャーディング技術を展開するShardeumついての解説をしていきます。

ブロックチェーンの課題であるトリレンマを解決する上で、Rollupとは違うシステムを取り入れたプロジェクトになります。

現時点でトークンは未上場ですが、技術的にも注目をされているため、注目度も高いです。

 概要やプロジェクトはもちろん、仕組みや特徴、未来考察についてもしていくため、少しでも理解して頂けたら幸いです。

Shardeum(SHM:未上場)とは


shardeum公式HP参照

概要

 Shardeumはインド発のイーサリアムブロックチェーンを基盤として構築されたレイヤー1ブロックチェーンです。

2022年にシードラウンドにて約1800万ドル(約26億円)の資金調達を完了し、2023年には再び500万ドルの調達に成功しました。

主な投資先に、仮想通貨ではCMC(コインマーケットキャップ)と共に知名度の高いCoinGecko(コインゲッコー)などが出資をしました。

またインド最大の仮想通貨取引所WazirXの共同創設者が開発に携わるなど、注目度の高いプロジェクトとして話題になっています。

トークンについてもロードマップと共に開発を進めていることを公式が発表しているため、今後の動向にも期待したいところです。

プロジェクト

 Shardeumはブロックチェーンの課題であるトリレンマの解決に取り組むプロジェクトです。

Rollupとは違い、Shardingを採用しています。

更には、通常のShardingではなく、「DynamicStateSharding」という独自のシステムを導入することで、効率的かつ高セキュリティの確保を目指しています。

メインネットは未実装ではありますが、既にテストネットは稼働しています。

3つのテストネットにより、メインネットの準備を万全にしています。

仕組みや特徴


shardeum公式HP参照

POQ(Proof-of-Quorum)

 Shardeumはコンセンサスアルゴリズムを2つ活用したプロジェクトです。

1つはPoSですが、もう1つはPoQとなります。

ここではその特徴について解説をしていきます。

各ブロックにおいて、トランザクションの際に署名をすることでノードを成立させています。

PoQは成立したブロックが集合するグループにおいて、過半数の同意を得るルールを用いたコンセンサスです。

ShardeumはPoSを組み合わせることで、各トランザクションごとにコンセンサスを用いる事が出来る新たなアルゴリズムを採用しています。

その結果、高速な取引と低コストでの取引が可能になり、ブロックチェーントリレンマの課題へと導きます。

4つのShardingとアプローチ

 ここではShardeumが採用する4つのShardingとアプローチについて解説していきます。

①.NetworkSharding
 各ノードを、シャードと呼ばれる小さなグループに分け独立させます。

複数のシャードに分散させることでより多くのトランザクションを成立させます。

また各シャードがコンセンサス、データ管理、トランザクション能力を保有しています。

②.ComputeSharding
 トランザクションの処理及び検証の役割をしています。

しかしシャード間のトランザクションについては、統一したセキュリティを保持するため、2段階で処理を行っています。

③.DataSharding
 ここでは、ブロックチェーンの保存されたデータを細分化し、シャードデータの保存とメンテナンスを行っています。

このプロセスにより、ストレージの負荷が軽減され、高速化を実現しています。

④.StateSharding
 ブロックチェーンの資産やスマートコントラクトなどの状態を細分化されたシャードを均一的にします。

また各シャードの負担を軽減することで、ネットワークへの参入を容易にしています。

⑤.アプローチ
 Shardeumはハイレベル状態の維持、変化するネットワークへの対応、トランザクションに対しSharding技術を活用しています。

ハイレベルのスケーラビリティを維持するため、Shardingの役割を細分化し、容易なアプローチの実現を目指しています。

DynamicStateSharding

 DynamicStateShardingとは、Shardeumが持つ独自のSharding技術です。

特徴は、ネットワークの変化に応じて臨機応変に対応できることです。具体的な内容として、ノードの分割、追加、削除あるいは再割り当てに伴い、リアルタイムで再編成が出来ます。

これはShardeumの目的の1つである、ネットワークの安全かつ効率的な運用に繋がってきます。

この一連の流れはトリレンマを解決するための画期的な技術です。

Shardeum(SHM:未上場)トークンとは


shardeum公式HP参照

トークン概要

 現時点ではShardeumのトークンは上

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