アイキャッチ画像引用元：Get Ready for Binance SOL Staking With the New BNSOL Token | Binance Blog

こんにちは、デフィー 参拾肆号です。

リキッドステーキング市場は注目度が高まっており、特に$SOLのリキッドステーキングに対応したプロトコルが増え、そこへCEXも参入しています。

中でもBinanceが運用元となるBinance Staked SOLを発表した時は話題となりました。

今回はBinance Staked SOLとは何か、特徴や将来性、注意点などわかりやすく解説していきます。

Binance Staked SOLとは

参考：Solana Staking | Stake SOL & Get BNSOL | Binance
参考：Binance Staked SOL – DefiLlama

Binance Staked SOLは、大手仮想通貨取引所のBinanceが提供する$SOLのリキッドステーキングサービスです。

$SOLのステーキングを行うことができ、1:1でペッグされたLST(リキッドステーキングトークン)である$BNSOLが付与されます。

LSD（リキッドステーキングデリバティブ）として、ユーザーが保有するSOLをステーキングして報酬を得つつ、Solanaの高速処理と低コストを活かしながら、取引や他のDeFi活動に参加でき柔軟な資産運用を可能にしています。

また取引所に直接資金を預け入れる形となるので、ステーキングにおける全プロセスを管理してくれるため、ユーザー側は比較的容易にステーキングへ参加することができます。

2025年2月現在ではプロダクト内のTVLは約16億ドルあり、DeFiのTVLでは27位に位置し、1位のLidoのTVLが約260億ドルなので、比較的利用されているプロダクトです。

画像引用元：DefiLlama – DeFi Dashboard

Binance Staked SOLの特徴

Binance Staked SOLの特徴は主に2つあります。

• $SOLのリキッドステーキングができる
• Binanceが運用している

以下で詳しく解説します。

$SOLのリキッドステーキングができる

Binance Staked SOLは、$SOLを活用したリキッドステーキングサービスで、Binanceプラットフォームで容易に参加できることから多くのユーザーから人気を集めています。

Solanaは、その高速な処理能力と低コストの取引手数料により、近年の仮想通貨市場で注目を集めています。

この特徴により、Ethereumを基盤とするLido FinanceやRocketPoolといった、より複雑で費用がかさむステーキングサービスと比較して、Solanaベースのステーキングはより効率的で魅力的な選択肢となっています。

リキッドステーキングという革新的な仕組みは、ユーザーが資産をステーキングしながらもその資産を流動的に扱えるようにするものです。

このプロセスを通じて、通常のステーキングではロックされる資産を自由に他のプロジェクトで運用でき、Binance Staked SOLでは、$SOLをステーキングすることにより、LSTである$BNSOLが付与されます。

$BNSOLは、ステーキングした$SOLの価値を反映しつつも、ユーザーが資産を1:1の比率で柔軟に扱えるようにします。（実際には若干の乖離が見られます）

つまり、Binance Staked SOLを利用することで、ステーキングの恩恵を受けつつ、DeFiで更なる利益を獲得できるのです。

$BNSOLの運用方法についての例は以下の通りです。

▼BNSOLの運用方法例

Kamino：BNSOLを担保に他のトークンを借り入れる
Orca：BNSOL-SOLの通貨ペアで流動性を提供する

Binanceが運用している

画像引用元：Solana Staking | Stake SOL & Get BNSOL | Binance

Binance Staked SOLの最大の特徴としてBinanceが運用元であることが挙げられます。

この点からBinance Staked SOLは高い信頼性とユーザーサポートを提供していると言えます。

Binanceは世界最大級のCEX(暗号資産取引所)として多くの利用者に知られており、その専門的な知識と経験に基づいた運営が、安心してSOLをステーキングする環境を提供できています。

ステーキングについてもユーザー側としては$SOLを預け入れるのみで、ステーキングする上で