papertradeとは?負けるほど“胴元”になれる1000倍レバレッジDEXの仕組みとPAPERトークンを解説

アイキャッチ画像引用元:
https://x.com/papertrade_xyz/photo

こんにちは、デフィー 弐拾壱号です。

仮想通貨の世界では、日々新しいデリバティブ取引所が誕生しています。

そのなかでも、2026年10月に本格稼働したpapertradeはひときわ異色の存在です。

最大1000倍という極端なレバレッジに加え、損をした人ほど報酬トークンを得られるからです。

一見すると、矛盾した仕組みのように感じるかもしれません。

しかし、その裏側には「負けた人が取引所の持ち主になる」という明確な設計思想があります。

特に、高倍率の取引やDeFiの新しい仕組みに関心がある方にとっては、見逃せない存在になるはずです。

本記事では、papertradeの概要から仕組み、トークンの役割、今後の展望までを順番に解説します。

1. papertradeとは


papertrade 公式HP参照

1-1 概要

papertradeは、HyperEVM上に構築された無期限先物の取引所です。

HyperEVMとは、Hyperliquidが備えるスマートコントラクト用のレイヤーを指します。

取引はすべてオンチェーンで処理され、ユーザーは自分のウォレットで資産を管理できます。

対応銘柄は、ビットコインとイーサリアムの2つに絞られています。

そして、ロングとショートのどちらでも最大1000倍のレバレッジをかけられるのです。

開発したのは、Xで知られるトレーダーのJez氏とBlurr氏の2人になります。

2026年5月に構想が発表され、同年10月10日に取引がスタートしました。

ちなみに、開始前の段階で約1億3700万ドルもの資金が集まっています。

名前から模擬取引を連想しがちですが、実際にはUSDCを使う本物の取引所なので注意しましょう。

1-2 プロジェクトの目的

papertradeが目指すのは、取引所の収益をユーザー自身へ還元する仕組みづくりです。

一般的な取引所では、手数料や清算による利益の多くを運営会社が受け取ります。

これに対しpapertradeは、運営チームや投資家へのトークン配分を一切設けていません。

代わりに、取引で損をしたユーザーへ報酬トークンを発行します。

つまり、負けたトレーダーが少しずつ胴元側の権利を手にしていく構造なのです。

公式サイトが「100%ユーザー所有」を掲げているのも、この考え方の表れといえるでしょう。

また、ベンチャーキャピタルの資金に頼っていない点も見逃せません。

外部の思惑に左右されず、コミュニティ主導で育っていくことを狙っているわけです。

こうした姿勢は、従来の取引所のあり方に対する一つの問題提起ともいえるでしょう。

2. 仕組み&特徴


papertrade 公式HP参照

2-1 特徴1:注文板を使わない合成取引

papertradeの最大の特徴は、注文板を持たない合成取引を採用している点です。

ユーザーがポジションを開くと、コントラクトがHyperliquidの価格を読み取ります。

具体的には、最良の買値と売値のちょうど中間にあたる値です。

この価格がそのままエントリー価格として記録されます。

決済時にも同じ方法で価格を参照し、差額だけを損益として精算する流れです。

Hyperliquid上で実際の先物が売買されるわけではありません。

そのため、取引サイズにかかわらず約定価格がずれるスリッページは発生しないのです。

さらに、無期限先物につきものの資金調達率の支払いも不要となっています。

ワンクリックで売買できる手軽さも、トレーダーを引きつける理由の一つでしょう。

2-2 特徴2:残高ゼロから始まる自己資金型のLP

2つ目の特徴は、すべての取引相手となる流動性プールの設計です。

このプールはMartingaler LPと呼ばれ、残高ゼロの状態から運用が始まりました。

外部からの預け入れは受け付けず、トレーダーの損失だけで資金が積み上がっていきます。

Hyperliquidの共有ボールトであるHLPに近い発想ですが、出資者を募らない点が大きく異なります。

では、勝ったユーザーへの支払いが足りない場合はどうなるのでしょうか。

その際は、未払い分が先着順の待ち行列に登録されます。

そして、次に誰かが損失を出した時点で、順番に払い戻されるのです。

支払いが遅れることはあっても、受け取る権利そのものは失われません。

加えて、プールが小さい時期ほど報酬トークンが多く発行されます。

資金不足のリスクを抱える時期にこそ参加を促す、よく考えられた工夫といえます。

2-3 特徴3:勝者からのみ手数料を取る料金体系

3つ目の特徴は、利益を出したときにだけ手数料がかかる料金体系です。

ポジションを開くときや保有している間は、費用が一切かかりません。

損失で決済した場合も、損失額以外に負担する金額はないのです。

一方、利益が出た場合は、まず値動きの幅に応じた差し引きが行われます。

わずかな価格変動を狙った取引ほど、取り分が少なくなる設計です。

その後、残った利益に2%の手数料がかかり、ステーカーと開発者で半分ずつ分け合います。

たとえば1000倍で0.1%の値動きを取った場合、利益の約7割が手元に残る計算になります。

このように、小さな値動きよりも大きな相場の変化を捉える取引ほど有利になっています。

なお、清算された場合には、失った証拠金の2%が手数料として差し引かれる仕組みです。

3. トークンについて


papertrade 公式HP参照

3-1 トークン概要

papertradeのネイティブトークンは、PAPERという名前です。

発行量ゼロから始まり、事前発行やチーム配分、エアドロップは一切行われていません。

PAPERを手に入れる方法は、取引で損失を出すか、清算されるかの二択に限定されています。

プール残高が200万ドル未満の間は、1ドルの損失につき100PAPERが発行されます。

ただし、プ

ここから先は、会員限定のコンテンツになります。残り全てを見るには、サロン入会案内ページから会員登録をよろしくおねがいします。

関連記事